木造校舎のパンについて

私たちは、紀伊半島の真ん中あたりの熊野川町という山村で、2003年から小麦栽培を始めました。 収穫した小麦を食べるためにパンを作り始めました。 そして2005年に、自分たちの食べるパンをそのままおすそわけするように小さなパン屋を始めて、現在に至ります。 パン工房は廃校となった木造校舎を使用していて、小麦畑はその窓から見えるところにあります。 使用する全粒粉はすべて、農薬・化学肥料不使用で育てた小麦です。 全粒粉は、お米で言えば玄米をひいた粉。皮(ふすま)と胚芽に含まれる豊富な食物繊維・ビタミン・ミネラル類がすべて入っています。 しかし、その分酸化も早く、鮮度が命。 いつどのように製粉された全粒粉なのかが大切です。 『木造校舎』の全粒粉は、自家産小麦の自家製粉。ゆっくりまわる電動石臼で、丸ごと挽く「完全粉」です。それを、毎週使う分だけ粉に挽いて、新鮮なうちにパンに焼きます。 焼いているのは、全粒粉100%の山食パンと、全粒粉50%に国産の精白粉を50%配合した食パン、クッペ、ベーグル、蒸しパンなど。 小麦のほかの生地原料は、あこ天然酵母、天然塩、水のみ。砂糖や乳製品、油脂などははいりません。副材料もオーガニックなもの、自家製の野菜を使っています。 小麦そのものの、自然の滋養と味わいを知っていただけるように、シンプルな材料でベーシックなパンを作り続けています。 ぜひ、あなたの毎日の食卓に、白いパンに変えてときどき本当の小麦色のパンを登場させてみてください。